
おとといは
春の穏やかな日和でした。
いつもお世話になっている新治にある畑へみんなで行きました。
みんなといっても、COMETでは強制はありません。どの活動も子どもが選んで参加します。
畑へ行く前に、教室でそっと
「学校の遠足に似ている気分がしてるよ。結構昨日から緊張してるんだ」
と打ち明けてくれた子がいました。彼はしばらく外で家族以外の子たちと何か活動することが
あまりありませんでした。なので、今日畑へ行く!という彼の決断はとても勇気がいることだったのです。
彼にはなるべく先が見通せるように、時計を見ながら、あと何分くらいで着くよ、あと何分くらいでお昼だね、など声をかけていました。途中で疲れたら無理せず帰るというお話も家庭をしていましたが、彼は自分で休憩をところどころ取りながら最後まで一緒に過ごし、
収穫した大根と出荷準備の皮むきをした長ネギを両手に持って笑顔で帰って行きました。
早春の畑は土が暖かくて、
大根を洗った畑横の水路の水はまだ冷たくて、
道端にはイヌノフグリやホトケノザ、春の野花が咲き乱れていました。
日差しをたっぷり浴びて畑の野菜が育つように
子どもたちも春の光の中でその数時間でもぐんとまた力をお腹に溜められたように見えました。
新治里山公園でお昼を食べて
芝生の上で鬼ごっこやフリスビーをして駆け回りました。
しばらく外で活動していないという子が何人かいましたが、
そんなこと忘れるくらいみんな大地を蹴る足取りは力強かったです!
この日蒔いた大根の種は3ヶ月後に収穫できると教えてもらいました。
また一緒に来ようねと心の中で呼びかけます。