にいはるの畑でお芋掘り

この日は、新治で畑をしている幸陽園の石田周一さんのご協力をいただいて、みんなでさつまいも掘りをしました。

泥汚れや虫など、気になる子もいるかなあと、COMETで初めての畑体験だったので、内心ドキドキ、ハラハラしながら畑へ向かいました。

心配は一瞬で吹き飛びました。畑へ一歩入った時の、みんなの笑顔、いつもより大きな笑い声、

ダンゴムシを手に乗せて「かわいい」と見つめている姿。

ああ、自然は人を元気にするなあと改めて思いました。

一人で無心になって掘る時間も

協力して掘る時間も

それぞれ全部ぎゅっと充実した感じです。

掘ったお芋を何キロ買って帰るかはお任せでしたが

嬉しかったのか、最大3キロを買い取った子も!

作業が終わってから、畑の周りのコスモスの写真をとったり、

川の流れる溝をジャンプしたり

秋の空気を胸いっぱいに吸い込んで思い思いに過ごします。

畑仕事が終わったら、近くのにいはる里山交流センターにある旧奥津邸のお座敷で

のんびりお弁当をべました。

来月も行きたいかな?と聞いてみると

みんな笑顔!

12月は「ジャガイモ掘りと大根抜きができるよ」

と石田さんに言っていただき、今からワクワクしています。

自然に感謝!

そして、石田さんとの出会いに感謝!

今日も子どもたちをコメットに送り出してくれた保護者の皆さん

そして、頑張ってコメットにきてくれたみんなにありがとうの一日でした。

 

比例関係が成り立つときの説明テクニック①

 

こんにちは、コメットセミナーの中村です。今回のブログではコメットセミナーで取り入れている学習指導のやり方を紹介します。ご家庭で子どもに勉強を教える機会がある方、参考にしていただけるかと思います。

 具体的に紹介するのは、比例関係が成り立つ時の説明テクニックです。口調を授業モードにしつつ、生徒から質問が来たと仮定して説明していきます。

生徒:先生、この問題の解き方わからないので教えて下さい。

先生:はーい。問題は…「1m40円の糸があります。この糸を5m買うと何円になりますか。」となっているね…。

 

(※実際に質問が出るのは分数になっていたり、速さがわかっていて移動距離を求めたりする問題ですが、ここでは簡単な問題にしてあります。)

 

~ 指導例 ~

 

先生:例の技が使えるから、説明するね。

生徒:お願いします!

先生:まず基準だけど1m40円となっているね。そして、5mで何円になるか探しなさいという問題になっているね。

生徒:はい。

先生:ということは(以下の内容を書いて見せて)、こんな関係だね。

 

1m で 40

5m で     

 

先生:そうしたら1m5mになっている所を見よう。ここって何倍になってる?

生徒:5

先生:いいね、5倍だ(×5だ)

 

1m で 40

×5

5m で     

 

先生:長さが「×5」されたということは値段の40「×5」しないといけないね。40(円)×5はいくつ?

生徒:200

先生:正解!だから答えは200円だ。わかった?

生徒:わかりました。

先生:ナイス!!

 

~ 指導例 おしまい ~

 いかがでしょうか。このやり方で教えてあげると、速さがわかっていてどれだけ時間をかけると移動距離がどれくらいになるのか、仕事率が何W(ワット)になるのか…など数学・理科の解説に役立ちます。

 公式にあてはめて答えを出すやり方が必要な場面のあるでしょう。そのやり方が手っ取り早く正解を出す方法でもありますが、理解しやすく公式暗記に頼らなくて済む勉強の仕方に繋がりますので、お勧めの説明方法になっています。

 

つづく

 

比例関係が成り立つ時の説明テクニック②と公式暗記について

こんにちは、コメットセミナーの中村です。今回のブログでは、説明テクニックを使って説明すれば公式暗記に頼らなくてすむことを紹介します。前回のブログでは、以下のように比例関係が成り立つ時の説明テクニックを紹介しました。

 1m で 40

5m で  円

 片方が5倍になっていたらもう片方も5倍して答えを出すというこのやり方、いかがでしょうか。例えば、「時速50kmの速さで4時間動きつづけると、全部で何km移動しますか。」という問題の解説も同じように出来ます。時速50km1時間で50km移動する速さであることを理解していることが前提になりますが、それがわかっていれば…

 1時間で50km移動

4時間で  km移動

 ということを確認し、1時間が4倍されて4時間になっているので、50km4倍して200km移動するということを見つけやすくなります。そして移動距離を出すための公式を覚える必要も無くなるのです。

 多くの小学生は、「何km移動しますか。」と問われると「道のり(距離)=速さ×時間」という公式を使って答えを出します。手っ取り早く公式に当てはめて答えを出せるのは良いのですが、公式に頼ると速さと時間による移動距離のイメージを持たなくなり内容理解に繋がりません。また、「速さ」の単元では「速さ=道のり÷時間」「時間=道のり÷速さ」という公式も出てきますので、それらを混同したら何もできなくなります。

 そのようなことを考えて生徒に勉強を教えている今日この頃です。もちろん、この教え方が絶対のものではありません。他にもいくつか説明の仕方はあり、例えば数直線を使った説明も良いでしょう。そのうちの1つとして、今回の説明テクニックが参考になれば嬉しいです。

手を動かすと心がほぐれるよ

 

秋は体育祭、文化祭、合唱コンクール

学校では行事が目白押しですね。

みんなで頑張ろう!一番を目指そう!

その先にある達成感や感動は確かなものではありますが、

すべての子どもにとってその頑張りがその子にとってプラスになるかといえば、

中には辛い子どもたちもいます。

非日常が苦手な子、

とっても真面目で全てにおいて頑張り屋の子、

みんなで何かをする時間が辛い子、

そんな子たちにとってはとってもハードな季節です。

みんなができてることが、自分にはできない・・・とか

全力で頑張らなきゃ!足を引っ張っちゃダメだ!とか

その心はまっすぐだからこそ

とても疲れてしまったりすることもあります。

落ち込んでしまったり、

自分を責めてしまったり、

内側を向いてしまった心、

俯いてしまった気持ち。

そんな時、

オススメなのが

ものづくりの時間だったりします!

好きな色を選んだり、

淡々と作業をしたり、

誰と比べることもなく、

自分のペースでできる作業と

出来上がった作品。

COMETセミナーでは学習支援はもちろん、

そういった心を軽くする、心をほぐす体験活動も大切にしています。

今週はモザイクキャンドルを作ります。

来週はアナログゲーム(ジェンガやカードゲームなど)

再来週は理科の実験、や散歩などなど。

 

COMETセミナーのアクティビティの時間は

いつもなごやかで穏やかです。

その時間もぜひ味わってもらいたいと思っています!

体験は2回まで無料です。

自分にあった通える場所をお探しでしたら、ぜひご連絡ください。
お待ちしています。

 


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今日は、COMETセミナーでは初めてのお出かけ企画「歩こうの日」

身体を動かしたい!運動不足を解消したい。学校の時間でも外をゆったりした気持ちで歩きたい。

いろんな声をカタチにしようと、涼しくなって来た今月から「歩こうの日」として、希望する子たちで

散策をすることになりました。

 

直前まで、朝から雨が降ったりやんだり・・・

気圧や寒暖差で体調不良で来られなくなってしまった子も

またまた降って来た雨を窓から見ながら「今日は無理かしら」と思いながらも

集まったメンバーでおにぎりを握っていました。

おにぎりは韓国風おにぎりたくあん入りの「ちゅもっぱ」と定番に「ゆかり」そして青菜の「ひろし」

3種類です。

雨雲レーダーとにらめっこしていると

「多少の雨は大丈夫!!」という心強い声に背中を押されて

コメットから歩いて15分〜20分のところにある横浜の大自然、新治の森を目指して

歩き出しました。

 

新治の森へ着くと、森や里山の空の上は晴れ渡り、

トンボが舞っていました。

来てよかった!毎回この景色を坂の上から見ると思うので、

今日はコメットの子にこの風景を見てもらえただけでも嬉しかったです。

にいはる里山交流センターに寄ると、来月新治の畑での「お芋掘り」でお世話になる予定の

石田さんとも会えました。楽しみです、芋掘り!!

 

握って来た3種類のおにぎりは「旧奥津邸」の縁側でゆったりと庭の景色を見ながら

食べるという贅沢。

彼岸花など、秋の花も満喫して

今日は記念すべき「第一回 歩こうの日」となりました。

 

次回は今回残念ながら体調不良で来られなかった子たちと一緒に

また秋の里山、森の空気を胸いっぱいに吸い込みたいものです。

 

身体を動かすと、心もほぐれる気がします。

コメットの近くにこんなに素敵な里山や交流センターがあって

本当に良かった!これからたくさんお世話になります。

 

「同じ釜の飯を食べる」という言葉があります。

学校に勤めていた頃から、このことはとても大事にしてきました。

みんなでワイワイ言いながら、ときにはハプニングもあったりしながら料理を作って、

最後はみんなで一緒に「いただきます!」、そして「美味しいね」と言い合いながら食べる。

それから、みんなで手分けして片付ける。

この一見、どうということもない、ともすればただ楽しそう、な活動に

実はとってもたくさんの意義があると思っています。

 

COMETには、今の時点では

周りの子と積極的にお話をしたいとは思っていない子もいます。

それももちろん、その子のペースでいいと思うので、

無理にお話をしよう!とは言いません。

でもお料理を一緒に作るという活動はとっても便利で

自然と「それ貸して」とか「それとって」とか、「〜グラム」とか

伝えることが出てきます。

必要なことだけ伝えあっているはずなんですが、

そこに一緒に何かを作るというワクワクが実はいつの間にか共有されてきて

その場はいつも明るい雰囲気に包まれます。

 

そして食べている時も

「美味しい」などたとえ感想を口にしないにしても、

周りの子の声をきっと聞いていて、心の中ではいろんなことを思っています。

1つのものを前にして、一緒に作ったものに対して

いろんな感想があること、

その言葉をその場で耳にするという体験。

 

そして何より、美味しいものを食べると、

心の緊張は自然とほぐれてくるものですね。

いつまにか笑顔になって、

最初はぎこちなかったやりとりも、お片づけをする頃には

自然に道具を渡したり、受け取ったり

洗ったり、拭いたり。

そしてまた元どおりの場所の中で、

小さな達成感

前よりちょっと縮まった仲間との距離を

無意識の中にも感じられていることでしょう。

 

学校では、毎日の給食や調理実習などで自然とこの「同じ釜の飯を食べる」体験が出来ます。

一人では出来ないこと、一人よりだれかと分かち合うと

ちょっぴり楽しさがアップすること、

そんな体験を、いろいろなそれぞれの状況の中で、

頑張ってこの場所(COMET)に通ってきている子どもたちと

分かち合うことができることを大切にしていきたいと思っています。

 

また、不登校や別室登校をしている子どもたちの中には、

人前で食事をすることに高いハードルのある子も少なくはありません。

ときにはお水を水筒で飲んでいるところさえ見せたくないという子もいます。

なので、こうして笑い合いながら一緒にご飯が食べられるということが

どんなにか幸せなことだろうと噛み締めます。

 

ご飯を一緒に作ろう!そんな一歩もやがて大きな力に繋がると信じでいます。

                                       南部

 

 

 

 

 

「あ〜楽しかったなあ!久しぶりにこういう運動した!」参加した中学2年生の女の子、汗をふきふき笑顔で言ってくれました。

不登校になると かなりの確率で体を動かす機会が登校している子どもたちより減ってしまいます。子ども自身も、親御さんも、どこかで体をのびのび動かせる機会があったら…という声をよく聞きます。運動不足にならないようにと、ご家庭でウォーキングをされたり、保護者の方が色々と配慮をされ、工夫をされながらも、補いきれない部分で悩まれているお話もよく伺います。

昨年、公立中学校の中にある校内ハートフル(学校内のフリースクール的な居場所)で支援員をしていた時も、子どもたちは、体育の先生が誘ってくれてバドミントンや卓球をする時間を格別喜んでいました。中学三年生の子はハートフルができて、中学3年目にして初めて体育館で運動をした!と喜んでくれました。みんな体を動かすことが大好きでした。

思いっきりカラダを動かす、そんな時間に飢えていた、と言っても過言ではない状況を切実に感じるとともに、みんなでスポーツをする楽しさを純粋に感じている子どもたちを眩しく感じました。

なので、自分が民間で不登校支援をするときがきたら、近くに地区センターや散策できる自然のある場所で、子どもたちと時には思い切りカラダを動かせる、そんな場所がいいなと思っていました。

願いが叶って、ここ十日市場には卓球やバドミントンのできる地区センターも、足を少し伸ばせば横浜とは思えないほど美しい森の新治市民の森があります。

 

これから出会う子どもたちと、そんな時間が持てたらなと思い描いています。先日は、COMETの姉妹教室、放課後等デイサービスJUMPの教室を借りて、思い切り卓球をしました。

 参加してくれた中学2年生の子は、半年以上ぶりの運動!と言っていましたが、とても筋が良くて、すぐにそれなりの卓球ができました。聞けば不登校になる小学校4年生まではミニバスケットのチームに入っていて、体を動かすことが大好きだったとのこと。学校に登校が難しくなってから3年、家族とバドミントンなどをすることはあっても、それ以外でなかなか運動の機会がなかったから、とても嬉しいと言ってくれました。次はバドミントンもいいね!と、明るく相談できる時間も含めてとってもいい時間でした。

 成長期の子どもたちが少しでも等しく、体を動かす機会を得られるよう、これは本当に大事な問題だと思います。

 

                                     スタッフ  南部

 

午前中のアクティビティタイム。

この日はボランティアの方に教えていただきながら、筆ペンで楽しく文字を書く、『楽文字』に挑戦しました。

まずは「ありがとう」という文字を練習。筆の使い方を教えてもらってから、いよいよ作品作り。

「どんな形でも間違いはないよ!思うように描いて大丈夫だよ」というお声がけに、生徒もスタッフもドキドキが軽くなり、文字通り「楽しく!」字を書くことが出来ました。

みんなでワイワイ言いながら「ありがとう」と丁寧に描いているだけで、なんでしょう・・・心がとってもあったかく整ってくる気がしました。

参加してたKちゃんからも「今日はすごく楽しかったです!お家ではなかなか出来ないことだったので」と帰宅後メッセージをもらいました。挑戦してくれて私たちも嬉しかったですよ。

ボランティアで教えてくださったT様、素敵な時間をありがとうございました。

文字を書くと心が整うんだなあと、ありがとうと書くとき、誰にありがとうを伝えたいかを考えてかけるといいねという先生のアドバイスで俄然文字にエネルギーが宿った気がしました!

描いている時は心が落ち着き、みんなの作品を並べて眺めていると文字から元気を貰えました。

手を動かすと心が動く、人から受け取れるもの、教えてもらえること、いろいろな体験の詰まった時間となりました。

ボランティアで来てくださったTさま、教えていただいたこと、真心、全てが子どもたちを育ててくれる時間になったと思います。本当にありがとうございました!

 

「君が学校に来られないなら、僕が君のいる場所に学校をつくるよ」

「子どもたち全員えこひいきしてやってよ!」そんな会長の作った学校(星槎)で

若かりし頃出会い、共に働いた同僚、矢野梢先生が見学、研修に来てくれました!

矢野先生は一足先に海老名市で「IDEAコミュニティーカレッジ」という学び舎を創立し、今や海老名市で不登校支援と言えば矢野先生!と言われるほどに尽力されています。

時を経て、またこうして、誰一人取り残さない教育をこころざす仲間として、現場で会えることはなにより嬉しいです。お互い、一途に教育の道を歩いてきました。そしてこれからも意見を交換し合い、心を交わしあいながらよりよい学びの場をそれぞれ作っていきたいです。

そして、2枚目は、COMETと同じ母体の放課後等デイサービス「星の広場 JUMP」の室長、下竹先生とのスリーショットです。下竹先生は矢野先生がなんと高校時代の担任、そして部活(群唱)の顧問が私、南部だったのです。教え子が今や頼もしく、同じ教育の畑でともに汗を流している!こんなにうれしいことはありません。

 

「久しぶりにお菓子を作ったな。小学校の頃、図書館にあった『ルルとララのおかしやさん』っていう本が好きで、全部読んでて、家でも作ったりしていたの」と中学2年生のKちゃんの朗らかな笑顔。

3月からコメットに通っているKちゃんは中学2年生、小学校の高学年から不登校です。

コメットではこの2ヶ月週に一回、休まず自分で決めた時間に前向きに通っています。

そんなKちゃんと、この日初めて学習以外の活動に挑戦しました。いつもよりちょっと早い午前中の時間から活動開始!前回相談して決めた「映える!ホットケーキ作り」に挑戦です。お昼の時間にかかるので「新玉ねぎのスープ」も一緒に作りました。

 

玉ねぎを手際よく切るKちゃん、頼もしいです!

 

普通のホットケーキではない!映えを意識して、スタッフのまりな先生提案の「食紅で色付け!」をしてみました。青、赤、黄色の食紅を恐る恐る生地に振りかけます。赤と青を混ぜたら・・・、だんだん大胆な混ぜ具合になっていきました。

いろいろな形に仕上がった生地を眺めて、「これ、プーさんに見えるね、こっちはカービーかな、これはスヌーピー?」色々想像力を掻き立てられつつ、とっても器用に生地に絵をつけていくKちゃん。そのセンスと器用さにはスタッフ一同ビックリ!!

 パンケーキが仕上がった頃、美味しい新玉ねぎのスープも出来上がりました。

 「よく描けてるね、ばえるね〜!」と一通り撮影会をして、「いただきます!」味も美味でした!可愛いプーさんも、メタモンも美味しくいただきました。

 

片付けをしてから学習に取り組んだKちゃん。久しぶりにきっと共同作業で調理をしたことでしょう。疲れてないかなと心配しましたが、予定の時間を伸ばして、2科目、国語と数学をバッチリ取り組んでいました。手を動かすと、心も動きます。心が動くとエネルギーが湧くのだなあと清々しい表情で学習に取り組んでいるKちゃんを見ながら思いました。

 

学習で取り戻していく自信も中学という時期にはとても大切です。

それと同時に、この感性の豊かで伸びやかな時期に、様々な体験をすることもとっても大切だと思います。不登校となると、他者と関わりながら何かを作ったり、表現したりという活動、経験の機会がグッと減ります。よほど探してそのような場が見つかればそれは幸運と思います。

コメットでは、学習も体験もどちらも、今だからこそ大切にできることとして大事に考えています。

体験の中で初めて見るその子の得意やセンス!感性!そしていつもとは違った笑顔や会話、こういった時間の重なりの中で、その子が本来持っている可能性や力というのは広がっていくと信じています。

一人でコツコツと伸ばせることもあるかもしれません。けれども、小学校、中学校、自分でも気がつかないような素敵な部分に、周りの大人や仲間がスポットライトを当ててあげられる機会も必要だと思います。

 

ホットケーキを作る、そんなさり気ない活動の中にも、今日はたくさんのKちゃんの素敵な面を見せてもらい、その笑顔と、「今度は何を作ろうか?」と相談できるエネルギーに実は胸がいっぱいになっていました。

 家からどこかへ通う、このことだけでも勇気やパワーのいることです。その一歩が踏み出せたからこそ、次の出会いの中で、次の目標を見つけていく手伝いを私たちもさせてもらえます。子どもの意志とそれを支える保護者の思い、どちらも受け止めながら伴走してきたいと思います。

 

南部

57日に嬉しい訪問がありました。

COMETのスタッフ南部が8年前からライターとして所属している、地域密着のウェブメディアNPO法人【森ノオト】(エコや子育て、地域のお店や人を主にテーマに取材しています)で出会った仲間、頼もしくて激アツ胸アツなお二人がCOMETセミナーに見学を兼ねて来てくれました。
写真の右側、神奈川県議会議員の青木マキさん、左側のサポートスタッフの梅原昭子さんです。

不登校支援について、教育について、今私たちができること、やるべきことについて行政の立場から、そして教育の現場から語り合い、気がついたら2時間があっと言う間に過ぎていました。暖かくてときに熱い2時間でした。
必要な支援が必要とする子どもたちに、どうか少しでも早く適切に届けられるようにという切実な思いとともに、それに向けて尽力する覚悟をあらたにした一日でした。

青木マキさんは、同じ中学校の先輩で、敬愛する恩師が一緒でした。恩師はもう他界されていますが、あの時、なんだか怒られてばかりの私でしたが、国語の時間だけはその先生がまっすぐに受け止めてくださっている安心感があり、のびのびと表現することができて、国語がもっと好きになれたのでした。また、そのとき、きっと自分も将来、生徒を決して決めつけた目でみない、いいところを見つけられる、ほめる!国語の魅力を伝えらえる、そんな先生になりたいと思ったのでした。

 

こうして時を経て同じ恩師を持つマキさんと、教育について語り合えていることに不思議な縁を感じずにはいられませんでした。
そしてなにより、大切な場所に大切な仲間が来てくれるというのはめちゃめちゃパワーをもらえることですね。

森ノオトhttps://morinooto.jp/

はじめまして、COMETセミナーの南部と申します。

この春からCOMETセミナーにいます。

今後、このブログで徒然になりますが、不登校支援に対しての思いや、COMETセミナーの子どもたちとの日々を書かせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

さて、今年はゴールデン?というには少し短かった連休が明けました。ほっとするはずの大型連休は、行きしぶりのある子や、不登校傾向の子、そして見守る保護者にとっては、「せっかくリズムができてたここで…。連休明け再び子どもたちが踏ん張って学校へ向かうだろうか」と立ちはだかる一つの山のように感じられるものかもしれません。

連休明け、いかがお過ごしでしょうか。

進級、進学で変化した環境に、子どもたちは精一杯順応しようと、心も体も全力で過ごした1ヶ月を超えてここから夏休みまで中学生は、学校によっては体育祭、宿泊行事、定期テストと色々と詰まった日々がやってきます。

その子どもたちを見守る保護者の方々も、「いってきます」という我が子の背中を、見送る朝の玄関、「ただいま」の声のトーンに、親が見ることのできない学校での1日をできる限り感じとろうと、耳を澄ます午後の玄関。

 

私は、教員生活20年を通して様々な子どもたちとの出会い、ライターとして教育に関わる場所の取材や、我が子の子育てを通して感じることは、学校生活は9割の子どもたちには程よい刺激と、様々な出会いの機会と、学びを与えてくれる掛け替えのない居場所であるということです。ですが、それが全ての子どもたちに当てはまる、掛け替えのない学びの場かというと、「NO」だと思います。

1割の子どもたちにとっては、その場で学ぶことは厳しいこと、辛いこと、我慢を要することであることは間違いありません。だからといって、その1割の子どもたちになんの「非」もないはずです。

 

もし連休明け、子どもが学校へ行けないと言ったら、行きたくないと言ったら、

学校と繋がることも大事だと思いますが、学校以外にも、子どもたちの成長を願い尽力する者たちのいる場所があることを思い出していただけると幸いです。

そのために私たちはここにCOMETセミナーを開いています。

学びの根をはる場所が子どもたちには必要です。同時に、それを見守り支える保護者の方がその場所を信頼して安心して通わせられるということも同じくらい大切なことと思っています。

 

どのような場所がその子に合うのか、まずはお気軽にCOMETに見学、体験にぜひいらしてください。ご相談だけでも承ります。

 

 

子どもたちが安心できるつながりの中で育つこと、育まれること、大人たちが、社会が、全ての子どもたちを置き去りにしない社会の担い手であると思います。

おまけ 『GW中に行った鎌倉の写真です。』

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