(今回の記事はその2からのつづきとなっています。まだ読んでいない方は下にスクロールしてその2からお読みください。)

脳の成長がほぼ終わりを迎えた中学生以降で右脳を使った思考力を鍛えることは難しいです。全く意味が無いとは言いませんが、脳が成長途中である小学生のうちに鍛えるのととは効果が違います。

 ではどうすれば良いのでしょうか。やはり小学生のうちに意識的に右脳向けの問題を解くことです。例えばコメットセミナーでは以下の問題を解きます。

答えを書く時ですが、底辺と高さは垂直の関係になっていることがポイントです。1番の問題は平行四辺形内に線を書くものなので、難しくありません。でも線自体は真横に引かなければなりません。2番や3番は頂点から底辺へ垂線を下ろすのですが、その線が三角形の外に出るようになり、テキトウに引くと上手く書けないようになっています。

実際に生徒にこの問題を出すと、底辺に対して斜めになった線(垂直にならない線)を書くことがほとんどです。そこで「垂直の関係になっているということはこことここが同じ角度で90度になる必要があって…」と説明します。さらに「これくらいの角度にするとちょうど90度になるね」と見本を見せて、解き直しをします。こうすることで位置・向き・角度の感覚が鍛えられるのです。

 上の画像ですが、実際に生徒が書いた垂線です。最初は斜めになった線を書いていたのですが、書いた結果を見て(ここが角度小さいな…)などと考えつつ線を消す→角度を調整して書き直す→ほぼ完ぺきに垂直な線が完成、となったのでした。

この問題をどう思いますか?

小学生では基本的に負の数(マイナスの数)を扱いません。しかし何マス右に進んで何マス上に進んだ(下に下がった)線なのかは判断できますので、1次関数の直線がどのようになるかを教えることは十分できます。数値を傾きのある直線になおすことと、その逆に直線の傾き具合を数値に直すことは右脳・左脳両方の思考を繋ぐためのトレーニングになります。

問題:上の立方体を●のついた3点を通る平面で切断します。切り口の形は何になりますか。

 この問題はみなさんにも考えていただきましょう。さぁ、答えを考えてみて下さい!

 では答えを発表しますね。

 答え:五角形

これらの問題は小学校でトレーニング材料になることは原則ありません。でもそういった問題は小学生にとって普段とはちがった楽しいものであることが多いです。右脳を使うことは直感的にできることであり、感覚が新鮮でもあるのでそうなるのでしょう。立体図形を描く練習をすることで良い感覚が身に付きます。

 他にも(算数の学習とは離れますが)、サッカーやバスケットボールなどの集団競技をするのは効果的です。自分と相手プレイヤーの位置を把握し、どちらへ自分が動けば良いか、どの方向にパスを出せば効果的かを自然と考えるようになります。

先のブログで紹介したゲーム「立体四目」のように空間を意識しながら勝負を楽しむのも良いです。幼稚園のお子さんに絵本を読み聞かせれば聞いた文章から場面をイメージすることになり、これも良いトレーニングになります(言語理解が進むことで左脳にも良い影響を与えます)。

 いかがでしょうか。今回の記事が参考になり、いろいろなお子さんの右脳を鍛える経験が増えれば嬉しいです。そしてそれがお子さんの成長に繋がることでしょう。ではまた!

小学生の図形を書く能力が素晴らしいと感じている中村です、こんにちは。(上の画像ですが、実際に小学生が書いたものです。)

さて、前回(その1)の記事では、主に直感的思考を右脳が担当、論理的思考を左脳が担当することを紹介しました(まだその1を読んでいない方はお手数ですが画面を下にスクロールしてその1からお読み下さい)。

右脳…イメージ・芸術性・創造性・ひらめき・空間認識に関係しやすい(直感的思考)

左脳…計算・言語・記憶・分析に関係しやすい(論理的思考)

 そして小学生の間は、不足しやすい「右脳のトレーニング」を意識してするのが良いと言いました。今回の記事ではなぜ私がそう考えているのかを説明してまいります。

 一般的に小学生で学習する算数は計算・文章題・公式を使って面積を出したり速さを求めたりすることです。これらは右脳・左脳どちらを鍛えるものでしょうか。

 計算の学習はたし算・ひき算から始まり分数や小数のかけ算・わり算までします。計算の学習ですから、鍛えれられるのは主に左脳になります。

 文章題はどうでしょうか。「駅まで5kmあり、そのうち3km進みました。残りの距離は何kmですか。」という問題であれば問題文を読み(言語を扱い)、「5kmのうち3km進んだから残りを求めるには532km)」と論理的に考えて式を作り、答えを求めます。これも左脳になりますね。

 「たて5㎝、横4㎝の長方形の面積を求めなさい。」という問題はどちらでしょうか。最初は11㎝の正方形がいくつ入るかを図的に考えますが、最終的には覚えている公式に当てはめて(記憶)、「5×420(㎠)」と計算します。やっぱり左脳ですね。

 「時速30km2時間移動しました。移動距離は何kmですか。」という速さについての問題はどうでしょう。「1時間に30km移動する速さで2時間ということは、時間が2倍になっているな。ということは移動距離も2倍で60km移動することになる。」と論理的に考えて答えを出します。またもや左脳です。

 もうおわかりですね。小学生の算数では右脳を鍛えるような学習をあまりしないことになっているのです。もちろん右脳を鍛える単元もあります。以下の問題はどうでしょうか。

問題:上の図は直方体の見取図です。辺ウキに平行になっている辺はどれですか。

答え:辺イカ、辺アオ、辺エク

 空間認識に関係する問題ですから、これは右脳を鍛えてくれます。しかし、小学生では計算や文章題を学習することがかなりの割合を占めています。右脳と左脳をバランス良く鍛えたいものですが、普通に学習しているだけでは右脳を鍛えることが足りなくなるのです。

 そして脳の発達の大部分を終えた中学生以降で、より右脳を使う問題に直面します。放物線と直線が座標平面上で交わっているグラフ上の三角形の面積を求める問題(1次関数と2次関数の融合問題)や、立体図形の中で三平方の定理を使って長さを求める問題は入試でもよく見ますが、解くことに多くの生徒が苦労します。

「直線と放物線が交わった点と原点で作る三角形の面積を求めるには…???」「直方体を頂点を通る平面で切断して切断面の長方形に対角線を引くと直角三角形ができる…のか???」

脳の成長がほぼ終わりを迎えた中学生以降で右脳を使った思考力を鍛えることは難しいです。全く意味が無いとは言いませんが、脳が成長途中であるうちに鍛えるのとは効果が違います。

 ではどうすれば良いのでしょうか。やはり小学生のうちに…(その3へつづく)

こんにちは、空間認識力が高めの中村です。今回のブログでは、多くの小学生に当てはまる右脳を鍛える学習について、私の考えをお伝えします。(長くなりますので、その1では右脳と左脳の違いの紹介までの話となっています。)

先日のブログで紹介しましたが、人間の脳は右脳と左脳にわかれていて、例えば空間認識を司るのは右脳であることがわかっています。論理的な思考は左脳が担当します。このような違いがあるのですが、結論から言うと一般的に小学校で算数の学習をすると左脳ばかりが鍛えられやすくなります。右脳を鍛えることが足りなくなりやすいので、小学生の間は意識的に右脳を鍛えると良いです。

こう考えるには理由があります。その説明をしていきたいのですが、まずは右脳と左脳の違いから紹介します。

上の画像にあるとおり、左脳は論理的思考を担当します。算数の学習に関係して言えば、言語・分析・計算などを行うときに左脳を働かせることになります。

「赤いテープが10㎝。白いテープは赤いテープより3㎝長く、青いテープは白いテープより5㎝長い。青いテープの長さは何㎝ですか。」

このような問題は問題文(言語)を読み、答えをどう求めていけば考え(分析)、「10㎝より3cm長い白いテープは10313(㎝)だから…」と論理的に考えて(計算して)答えを求めることが通常です。

一方で右脳は直感的思考を担当します。例えば、坂が急なのか緩やかなのかの判断は直感的に行うことが多いでしょう。みなさんは以下の画像の坂をどう判断しますか。

この坂は急だと思った人が多いことでしょう。ここを登ったら疲れそうだな、とか何となく見た感じで急だと思ったなら、右脳を使った判断ということになります。これを「この坂は絵だけど、大体10mすすむと4m高くなるから(分析)、割合は4÷100.4(計算)だな。0.4を百分率に変換すると傾斜率40%だ。車にとって急な坂は危険であり、一般的に高速道路の傾斜率は10%未満だから…」と論理的に考えて(左脳を使って)判断した方もいるかもしれません。ですが、そうしない方がほとんどでしょう。このように右脳は直感的な判断をするときに使われます。

実際には右脳だけ、もしくは左脳だけを使って算数の問題を解くわけではありません。生活している時も両方使いながら、状況によってどちらの脳を優位に働かせているか変わってくるものです。そんな右脳と左脳の違いをまとめると以下の通りです。

右脳…直感的思考を担当。イメージ・芸術性・創造性・ひらめき・空間認識に関係しやすい。

左脳…論理的思考を担当。言語・計算・記憶・分析に関係しやすい。

いかがでしょうか。

ここで話を小学生が算数を学習する状況に戻します。小学校で学習する算数は計算・文章題・公式を使って…

(その2へつづく)

こんにちは、コメットセミナーです。学校の社会の定期テストでは時事問題が出題される場合があります。それに向けて時事問題を作りました。今後月に1回のペースでアップしていく予定です。ぜひご利用下さい。

 

20252月のニュース】

・日本では公営ギャンブル以外の賭博は法律で禁止となっている。ルーレットを回して出た数を正解したら賭けた1万円が2万円になった、正解できなかったので賭けたお金が無くなった、ということをすれば賭け事をやったことになる。違法行為をしたということだ。海外では賭博が合法となっている国があり、海外で運営されているオンラインカジノに日本からアクセスしてプレイすることが実際には出来てしまう。このようにしてオンラインカジノを利用した(違法行為をした)芸人やプロ野球選手が活動を自粛する事態が起こった。

7日に日本の石破茂(いしば しげる)総理大臣はアメリカのドナルド・トランプ大統領と初めて日米首脳会談を行った。今後も日本とアメリカで安全保障と経済について協力していくことが確認された。

14日に江藤拓農林水産大臣は、米の価格が高くなっているため、政府が保管している備蓄米21万トンの放出を発表した。たくさんの米が市場に流通するとコメの値段が下がるが、それを意図してのもの。流通の円滑化を目的として備蓄米を放出するのはこれが初めてとなる。

224日で2022年にロシアがウクライナ侵攻を始めて3年が経った。アメリカとロシアで和平に向けての話し合いが行われており、ゼレンスキー大統領はウクライナ抜きの話し合いに警戒している。ちなみにロシアの政治的リーダーはプーチン大統領、ウクライナの政治的リーダーはゼレンスキー大統領である。

25日に日本維新の会は与党である自民党・公明党と、高校授業料の実質無償化で合意した。これにより2025年度予算案に日本維新の会は賛成することになり、予算成立の見通しとなった。

 

20252月 問題】

以下問題を作りました。復習用に解いてみましょう!答えは問題の下にあります。

1.日本では公営ギャンブル以外の賭博は法律違反となり禁止されています。海外で運営するサイトでは賭博が出来るものがあり、スマホを使うなどして日本からアクセスして○○○○○○○○を利用すること(賭け事をすること)が問題となりました。○○○○○○○○に入るカタカナを答えなさい。

2.日本のある総理大臣とアメリカのある大統領が初めて日米首脳会談を行いました。総理大臣、大統領はそれぞれ誰ですか。

3.ある日本の農産物の値段が高くなっています。5㎏あたりの値段が4000円くらいになり、1年前の2倍近くの値段になりました。値段を下げるために農林水産大臣があるものの放出を発表しました。あるものとは何ですか。

424日で侵攻から3年が経ちました。この出来事はどこの国がどこに侵攻したものですか。

5.侵攻から3年が経ちましたが、攻めた国、攻められた国の大統領はそれぞれ誰ですか

6.与党である自民党・公明党は日本維新の会と「○○授業料」の実質無料化で合意しました。「   」内に入る語句を答えなさい。

 

20252月 解答】

1.日本では公営ギャンブル以外の賭博は法律違反となり禁止されています。海外で運営するサイトでは賭博が出来るものがあり、スマホを使うなどして日本からアクセスして○○○○○○○○を利用すること(賭け事をすること)が問題となりました。○○○○○○○○に入るカタカナを答えなさい。 オンラインカジノ

2.日本のある総理大臣とアメリカのある大統領が初めて日米首脳会談を行いました。総理大臣、大統領はそれぞれ誰ですか。 石破茂(いしば しげる)、ドナルド・トランプ

3.ある日本の農産物の値段が高くなっています。5㎏あたりの値段が4000円くらいになり、1年前の2倍近くの値段になりました。値段を下げるために農林水産大臣があるものの放出を発表しました。あるものとは何ですか。 備蓄米(びちくまい)

424日で侵攻から3年が経ちました。この出来事はどこの国がどこに侵攻したものですか。 ロシア、ウクライナ

5.侵攻から3年が経ちましたが、攻めた国、攻められた国の大統領はそれぞれ誰ですか。 プーチン、ゼレンスキー

6.与党である自民党・公明党は日本維新の会と「○○授業料」の実質無料化で合意しました。「   」内に入る語句を答えなさい。 高校授業料

2025-03-01

おとといは
春の穏やかな日和でした。

いつもお世話になっている新治にある畑へみんなで行きました。

みんなといっても、COMETでは強制はありません。どの活動も子どもが選んで参加します。

畑へ行く前に、教室でそっと
「学校の遠足に似ている気分がしてるよ。結構昨日から緊張してるんだ」

と打ち明けてくれた子がいました。彼はしばらく外で家族以外の子たちと何か活動することが
あまりありませんでした。なので、今日畑へ行く!という彼の決断はとても勇気がいることだったのです。

彼にはなるべく先が見通せるように、時計を見ながら、あと何分くらいで着くよ、あと何分くらいでお昼だね、など声をかけていました。途中で疲れたら無理せず帰るというお話も家庭をしていましたが、彼は自分で休憩をところどころ取りながら最後まで一緒に過ごし、
収穫した大根と出荷準備の皮むきをした長ネギを両手に持って笑顔で帰って行きました。

 

早春の畑は土が暖かくて、
大根を洗った畑横の水路の水はまだ冷たくて、

道端にはイヌノフグリやホトケノザ、春の野花が咲き乱れていました。

日差しをたっぷり浴びて畑の野菜が育つように

子どもたちも春の光の中でその数時間でもぐんとまた力をお腹に溜められたように見えました。

 

新治里山公園でお昼を食べて

芝生の上で鬼ごっこやフリスビーをして駆け回りました。

しばらく外で活動していないという子が何人かいましたが、

そんなこと忘れるくらいみんな大地を蹴る足取りは力強かったです!

この日蒔いた大根の種は3ヶ月後に収穫できると教えてもらいました。

また一緒に来ようねと心の中で呼びかけます。

 



 

こんにちは、ラーメンはしょう油濃いめが好きな中村です。先ほどラーメンを食べてきたので紹介します。

先日コメットセミナーのアクティビティでラーメン博物館へ行ってきました。その時欠席になった生徒がいまして、ラーメンが好きだということで一緒に中山駅近くのラーメンショップ・さつまっこに行ったのでした。

お店で注文したのはここの看板ラーメンである「スペシャル」です。横浜市のラーメン屋といえば家系が多いですが、ここはオンリーワンのしょう油ラーメンで有名です。私の実家が近くなので、学生時代はよく食べたものでした。

ちなみに小さく見えているご飯ものは納豆キムチライスです。ラーメンをしばらく食べてキムチライスで味変→再びラーメンを食べてその影響で味変という楽しみ方が出来ます。

ここのラーメン、変わっているので1回目は良さがわからないかもしれません。私も学生自時代に友だちからそう言われて食べたら2回目からおいしかったです!今日はかなり久しぶりに食べて、懐かしさとおいしさで大満足でした。

学習やアクティビティーとはほとんど関係無いブログになってしまいましたが、しょう油ラーメン好きにはお勧めの一品です(いや二品です)!ぜひ一度食べてみて下さいね。ではまた!

2025-02-19

理科の実験

COMETに通っているこどものたちの素敵なところはたくさんありますが、なかでもいつも感心してしまうのは【探究心☆】です。

学校でないとなかなか体験できないことの一つに【実験】があります。ビーカー、フラスコ、アルコールランプ、メスシリンダーや実験につかう液体などなど

そんな探究心に満ちたこどもたちにこそ、理科の実験など体験してもらいたいことの一つです。昨日は様々な液体の酸性アルカリ性を調べる実験をしました。

反応して変わる液体の色 リトマス紙

始めて扱う実験道具 その眼差しや 手つき 探究心

小さな博士たちがたくさん

COMETセミナーはそんなこどもたちの学びたい気持ちに寄り添いたいと思っています。学校がつらくても学校が無理でもそれと学びにたいする思いはべつだと感じています。学びたい気持ちを守りたいと思っています。

不登校についてご心配ご相談お気軽にお問い合わせください。 まずは保護者の方のみの面談でも受け付けています。体験を2回まで無料でしていただけます

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立体四目と右脳

 算数・数学の指導に自信があるコメットセミナーの中村です。こんにちは。今回のブログではお役立ち情報としてお勧めのゲームを紹介します。それは立体四目です。

 このゲーム、何が良いかと言うと生徒たちの右脳を鍛えてくれることです。右脳が鍛えられると…

・柔軟な考え方ができるので新しいアイディアを出すことが得意になる

・空間認知が得意になる

・物事を直感的にとらえて処理することが得意になる

 このような利点があります。特に脳は10歳くらいまでで90%くらい発達するので、小学校低学年に右脳に刺激を与えながら生活することは大きな効果を生みます。それが学習・スポーツ・仕事・趣味・生活の様々な場面で役立つことになります。

 立体四目は空間の中で玉を並べたり、相手の玉が並ぶのを邪魔するゲームです。いろいろ考えることで右脳を鍛えてくれるわけですが、ゲームを進める上でのルールはいたってシンプルです。2人で交互に自分の色の玉を入れていき、たて・よこ・ななめ、どこでもよいから一直線に自分の色の玉を4つ並べることができたら勝ち。これだけです。

 

 例えば右側手前には黒の玉が真上に4つ並んでいます。この状態を作った黒プレイヤーが勝ちです。左から2列目には高さ2段目に茶色の玉が奥から手前に向かって一直線に並んでいますね。こうなれば茶プレイヤーの勝ちとなります。

 ではここで皆さんへ問題を出します。上の写真には、実はあと1つ一直線に並んでいるところがあります。それはどこでしょう?

 

 

 答えの発表です!以下の写真をご覧ください。

 赤丸で囲われた部分が右奥へ向かって一段ずつ上がりながら一直線に並んでいます。こうなると茶プレイヤーの勝ちです。

 この盤面の並びは説明用に作ったので一直線に並んでいる所がいくつもあっておかしいですが、実際には勝負が決まると1か所だけ一直線が作られることになります。それまでにいろいろな角度から自分の玉をどのように並べるか考え、相手の玉がどのように並んでいるか注意を払うことになります。これが大いに右脳へ刺激を与え、空間認知力を鍛えるのです。

 そういえば、私自身は小学生になったくらいのとき、おじいちゃんの家へ遊びに行ってこのゲームに出会ったのでした。そしてめっちゃハマり、いとこや親戚のおじさんと勝負を繰り広げたのが懐かしいです。

 だから中学生で出てきた問題で、切断された立体の切り口の形を判断したりねじれの位置関係を見つけたりするものが得意だったのかもしれません。ドライブ好きなのも、車の向きや速度、道の形がどのように変わっていくかを感じならが車を操ることが苦にならないから(むしろそれが楽しいから)なのでしょう。

 いかがでしたか?将来に向けて能力を鍛えてくれるこのゲーム、みなさんも是非お試しあれ。ネットでは2000円しない金額で売ってますからすぐ手に入れられます。(決してアマゾンや楽天の回し者ではございませんw)

 ではまた!

2025年 COMETセミナー初日は、お正月遊びや焼き団子作り、坊主めくりなどをした後、それぞれの学習に取り組みました。

福笑いはオリジナルのパーツをそれぞれ選んで挑戦!
なんだか、スヌーピーみたいなオカメが出来上がったり
新年早々、みんなで笑い転げていました。

今年もみんなの笑顔にたくさん出会えるよう
スタッフ一同、それぞれに伴走していきたいと思っています。

さて

学校も冬休みが明けて始まっています。新年度まで後3ヶ月を残すところとなりました。

4月から学年が変わり、クラス替えなどもあり、

心機一転登校してみたいなと思っているお子さんもいるかと思います。

でも、それにはとても勇気がいるし、今から胸がドキドキしてしまう子もいるでしょう。

コメットでは、学習への不安や、生活リズムを整えたいという希望に寄り添い、

一緒に過ごし方の計画を立てます。

今年度、残り3ヶ月の過ごし方を、もし迷っているお子さん、来年度に向けて少し準備をしたい

気持ちが高まっているお子さんがいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

 

コメットに通っているお子さんはそれぞれのペースで、それぞれの目標を持って通っています。

 

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クリスマス前の週のアクティビティタイムで、リースづくりをしました。
素材の中は、秋にみんなで散策へ行った新治の森や四季の森公園で拾った木の実や
めぐる布市さんからいただいたリユースのハギレやリボンなども含まれていました。

たくさんの素材を見つめる目は真剣そのもの!
今回の製作もまさに、十人十色の作品が出来上がりました。

みんなの家の玄関やお部屋に飾られるのかなと思うと

温かな気持ちになります。

今年もそろそろ終わります。

COMETで子どもたちに出会えたことに感謝、

そして、こうして自分の意志で通ってきてくれることが何より嬉しく感じられます。

来年も笑顔でみんなが過ごせることを願いながら・・・
 

 

にいはるの畑でお芋掘り

この日は、新治で畑をしている幸陽園の石田周一さんのご協力をいただいて、みんなでさつまいも掘りをしました。

泥汚れや虫など、気になる子もいるかなあと、COMETで初めての畑体験だったので、内心ドキドキ、ハラハラしながら畑へ向かいました。

心配は一瞬で吹き飛びました。畑へ一歩入った時の、みんなの笑顔、いつもより大きな笑い声、

ダンゴムシを手に乗せて「かわいい」と見つめている姿。

ああ、自然は人を元気にするなあと改めて思いました。

一人で無心になって掘る時間も

協力して掘る時間も

それぞれ全部ぎゅっと充実した感じです。

掘ったお芋を何キロ買って帰るかはお任せでしたが

嬉しかったのか、最大3キロを買い取った子も!

作業が終わってから、畑の周りのコスモスの写真をとったり、

川の流れる溝をジャンプしたり

秋の空気を胸いっぱいに吸い込んで思い思いに過ごします。

畑仕事が終わったら、近くのにいはる里山交流センターにある旧奥津邸のお座敷で

のんびりお弁当をべました。

来月も行きたいかな?と聞いてみると

みんな笑顔!

12月は「ジャガイモ掘りと大根抜きができるよ」

と石田さんに言っていただき、今からワクワクしています。

自然に感謝!

そして、石田さんとの出会いに感謝!

今日も子どもたちをコメットに送り出してくれた保護者の皆さん

そして、頑張ってコメットにきてくれたみんなにありがとうの一日でした。

 

比例関係が成り立つときの説明テクニック①

 

こんにちは、コメットセミナーの中村です。今回のブログではコメットセミナーで取り入れている学習指導のやり方を紹介します。ご家庭で子どもに勉強を教える機会がある方、参考にしていただけるかと思います。

 具体的に紹介するのは、比例関係が成り立つ時の説明テクニックです。口調を授業モードにしつつ、生徒から質問が来たと仮定して説明していきます。

生徒:先生、この問題の解き方わからないので教えて下さい。

先生:はーい。問題は…「1m40円の糸があります。この糸を5m買うと何円になりますか。」となっているね…。

 

(※実際に質問が出るのは分数になっていたり、速さがわかっていて移動距離を求めたりする問題ですが、ここでは簡単な問題にしてあります。)

 

~ 指導例 ~

 

先生:例の技が使えるから、説明するね。

生徒:お願いします!

先生:まず基準だけど1m40円となっているね。そして、5mで何円になるか探しなさいという問題になっているね。

生徒:はい。

先生:ということは(以下の内容を書いて見せて)、こんな関係だね。

 

1m で 40

5m で     

 

先生:そうしたら1m5mになっている所を見よう。ここって何倍になってる?

生徒:5

先生:いいね、5倍だ(×5だ)

 

1m で 40

×5

5m で     

 

先生:長さが「×5」されたということは値段の40「×5」しないといけないね。40(円)×5はいくつ?

生徒:200

先生:正解!だから答えは200円だ。わかった?

生徒:わかりました。

先生:ナイス!!

 

~ 指導例 おしまい ~

 いかがでしょうか。このやり方で教えてあげると、速さがわかっていてどれだけ時間をかけると移動距離がどれくらいになるのか、仕事率が何W(ワット)になるのか…など数学・理科の解説に役立ちます。

 公式にあてはめて答えを出すやり方が必要な場面のあるでしょう。そのやり方が手っ取り早く正解を出す方法でもありますが、理解しやすく公式暗記に頼らなくて済む勉強の仕方に繋がりますので、お勧めの説明方法になっています。

 

つづく

 

比例関係が成り立つ時の説明テクニック②と公式暗記について

こんにちは、コメットセミナーの中村です。今回のブログでは、説明テクニックを使って説明すれば公式暗記に頼らなくてすむことを紹介します。前回のブログでは、以下のように比例関係が成り立つ時の説明テクニックを紹介しました。

 1m で 40

5m で  円

 片方が5倍になっていたらもう片方も5倍して答えを出すというこのやり方、いかがでしょうか。例えば、「時速50kmの速さで4時間動きつづけると、全部で何km移動しますか。」という問題の解説も同じように出来ます。時速50km1時間で50km移動する速さであることを理解していることが前提になりますが、それがわかっていれば…

 1時間で50km移動

4時間で  km移動

 ということを確認し、1時間が4倍されて4時間になっているので、50km4倍して200km移動するということを見つけやすくなります。そして移動距離を出すための公式を覚える必要も無くなるのです。

 多くの小学生は、「何km移動しますか。」と問われると「道のり(距離)=速さ×時間」という公式を使って答えを出します。手っ取り早く公式に当てはめて答えを出せるのは良いのですが、公式に頼ると速さと時間による移動距離のイメージを持たなくなり内容理解に繋がりません。また、「速さ」の単元では「速さ=道のり÷時間」「時間=道のり÷速さ」という公式も出てきますので、それらを混同したら何もできなくなります。

 そのようなことを考えて生徒に勉強を教えている今日この頃です。もちろん、この教え方が絶対のものではありません。他にもいくつか説明の仕方はあり、例えば数直線を使った説明も良いでしょう。そのうちの1つとして、今回の説明テクニックが参考になれば嬉しいです。

手を動かすと心がほぐれるよ

 

秋は体育祭、文化祭、合唱コンクール

学校では行事が目白押しですね。

みんなで頑張ろう!一番を目指そう!

その先にある達成感や感動は確かなものではありますが、

すべての子どもにとってその頑張りがその子にとってプラスになるかといえば、

中には辛い子どもたちもいます。

非日常が苦手な子、

とっても真面目で全てにおいて頑張り屋の子、

みんなで何かをする時間が辛い子、

そんな子たちにとってはとってもハードな季節です。

みんなができてることが、自分にはできない・・・とか

全力で頑張らなきゃ!足を引っ張っちゃダメだ!とか

その心はまっすぐだからこそ

とても疲れてしまったりすることもあります。

落ち込んでしまったり、

自分を責めてしまったり、

内側を向いてしまった心、

俯いてしまった気持ち。

そんな時、

オススメなのが

ものづくりの時間だったりします!

好きな色を選んだり、

淡々と作業をしたり、

誰と比べることもなく、

自分のペースでできる作業と

出来上がった作品。

COMETセミナーでは学習支援はもちろん、

そういった心を軽くする、心をほぐす体験活動も大切にしています。

今週はモザイクキャンドルを作ります。

来週はアナログゲーム(ジェンガやカードゲームなど)

再来週は理科の実験、や散歩などなど。

 

COMETセミナーのアクティビティの時間は

いつもなごやかで穏やかです。

その時間もぜひ味わってもらいたいと思っています!

体験は2回まで無料です。

自分にあった通える場所をお探しでしたら、ぜひご連絡ください。
お待ちしています。

 


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今日は、COMETセミナーでは初めてのお出かけ企画「歩こうの日」

身体を動かしたい!運動不足を解消したい。学校の時間でも外をゆったりした気持ちで歩きたい。

いろんな声をカタチにしようと、涼しくなって来た今月から「歩こうの日」として、希望する子たちで

散策をすることになりました。

 

直前まで、朝から雨が降ったりやんだり・・・

気圧や寒暖差で体調不良で来られなくなってしまった子も

またまた降って来た雨を窓から見ながら「今日は無理かしら」と思いながらも

集まったメンバーでおにぎりを握っていました。

おにぎりは韓国風おにぎりたくあん入りの「ちゅもっぱ」と定番に「ゆかり」そして青菜の「ひろし」

3種類です。

雨雲レーダーとにらめっこしていると

「多少の雨は大丈夫!!」という心強い声に背中を押されて

コメットから歩いて15分〜20分のところにある横浜の大自然、新治の森を目指して

歩き出しました。

 

新治の森へ着くと、森や里山の空の上は晴れ渡り、

トンボが舞っていました。

来てよかった!毎回この景色を坂の上から見ると思うので、

今日はコメットの子にこの風景を見てもらえただけでも嬉しかったです。

にいはる里山交流センターに寄ると、来月新治の畑での「お芋掘り」でお世話になる予定の

石田さんとも会えました。楽しみです、芋掘り!!

 

握って来た3種類のおにぎりは「旧奥津邸」の縁側でゆったりと庭の景色を見ながら

食べるという贅沢。

彼岸花など、秋の花も満喫して

今日は記念すべき「第一回 歩こうの日」となりました。

 

次回は今回残念ながら体調不良で来られなかった子たちと一緒に

また秋の里山、森の空気を胸いっぱいに吸い込みたいものです。

 

身体を動かすと、心もほぐれる気がします。

コメットの近くにこんなに素敵な里山や交流センターがあって

本当に良かった!これからたくさんお世話になります。

 

「同じ釜の飯を食べる」という言葉があります。

学校に勤めていた頃から、このことはとても大事にしてきました。

みんなでワイワイ言いながら、ときにはハプニングもあったりしながら料理を作って、

最後はみんなで一緒に「いただきます!」、そして「美味しいね」と言い合いながら食べる。

それから、みんなで手分けして片付ける。

この一見、どうということもない、ともすればただ楽しそう、な活動に

実はとってもたくさんの意義があると思っています。

 

COMETには、今の時点では

周りの子と積極的にお話をしたいとは思っていない子もいます。

それももちろん、その子のペースでいいと思うので、

無理にお話をしよう!とは言いません。

でもお料理を一緒に作るという活動はとっても便利で

自然と「それ貸して」とか「それとって」とか、「〜グラム」とか

伝えることが出てきます。

必要なことだけ伝えあっているはずなんですが、

そこに一緒に何かを作るというワクワクが実はいつの間にか共有されてきて

その場はいつも明るい雰囲気に包まれます。

 

そして食べている時も

「美味しい」などたとえ感想を口にしないにしても、

周りの子の声をきっと聞いていて、心の中ではいろんなことを思っています。

1つのものを前にして、一緒に作ったものに対して

いろんな感想があること、

その言葉をその場で耳にするという体験。

 

そして何より、美味しいものを食べると、

心の緊張は自然とほぐれてくるものですね。

いつまにか笑顔になって、

最初はぎこちなかったやりとりも、お片づけをする頃には

自然に道具を渡したり、受け取ったり

洗ったり、拭いたり。

そしてまた元どおりの場所の中で、

小さな達成感

前よりちょっと縮まった仲間との距離を

無意識の中にも感じられていることでしょう。

 

学校では、毎日の給食や調理実習などで自然とこの「同じ釜の飯を食べる」体験が出来ます。

一人では出来ないこと、一人よりだれかと分かち合うと

ちょっぴり楽しさがアップすること、

そんな体験を、いろいろなそれぞれの状況の中で、

頑張ってこの場所(COMET)に通ってきている子どもたちと

分かち合うことができることを大切にしていきたいと思っています。

 

また、不登校や別室登校をしている子どもたちの中には、

人前で食事をすることに高いハードルのある子も少なくはありません。

ときにはお水を水筒で飲んでいるところさえ見せたくないという子もいます。

なので、こうして笑い合いながら一緒にご飯が食べられるということが

どんなにか幸せなことだろうと噛み締めます。

 

ご飯を一緒に作ろう!そんな一歩もやがて大きな力に繋がると信じでいます。

                                       南部

 

 

 

 

 

「あ〜楽しかったなあ!久しぶりにこういう運動した!」参加した中学2年生の女の子、汗をふきふき笑顔で言ってくれました。

不登校になると かなりの確率で体を動かす機会が登校している子どもたちより減ってしまいます。子ども自身も、親御さんも、どこかで体をのびのび動かせる機会があったら…という声をよく聞きます。運動不足にならないようにと、ご家庭でウォーキングをされたり、保護者の方が色々と配慮をされ、工夫をされながらも、補いきれない部分で悩まれているお話もよく伺います。

昨年、公立中学校の中にある校内ハートフル(学校内のフリースクール的な居場所)で支援員をしていた時も、子どもたちは、体育の先生が誘ってくれてバドミントンや卓球をする時間を格別喜んでいました。中学三年生の子はハートフルができて、中学3年目にして初めて体育館で運動をした!と喜んでくれました。みんな体を動かすことが大好きでした。

思いっきりカラダを動かす、そんな時間に飢えていた、と言っても過言ではない状況を切実に感じるとともに、みんなでスポーツをする楽しさを純粋に感じている子どもたちを眩しく感じました。

なので、自分が民間で不登校支援をするときがきたら、近くに地区センターや散策できる自然のある場所で、子どもたちと時には思い切りカラダを動かせる、そんな場所がいいなと思っていました。

願いが叶って、ここ十日市場には卓球やバドミントンのできる地区センターも、足を少し伸ばせば横浜とは思えないほど美しい森の新治市民の森があります。

 

これから出会う子どもたちと、そんな時間が持てたらなと思い描いています。先日は、COMETの姉妹教室、放課後等デイサービスJUMPの教室を借りて、思い切り卓球をしました。

 参加してくれた中学2年生の子は、半年以上ぶりの運動!と言っていましたが、とても筋が良くて、すぐにそれなりの卓球ができました。聞けば不登校になる小学校4年生まではミニバスケットのチームに入っていて、体を動かすことが大好きだったとのこと。学校に登校が難しくなってから3年、家族とバドミントンなどをすることはあっても、それ以外でなかなか運動の機会がなかったから、とても嬉しいと言ってくれました。次はバドミントンもいいね!と、明るく相談できる時間も含めてとってもいい時間でした。

 成長期の子どもたちが少しでも等しく、体を動かす機会を得られるよう、これは本当に大事な問題だと思います。

 

                                     スタッフ  南部

 

午前中のアクティビティタイム。

この日はボランティアの方に教えていただきながら、筆ペンで楽しく文字を書く、『楽文字』に挑戦しました。

まずは「ありがとう」という文字を練習。筆の使い方を教えてもらってから、いよいよ作品作り。

「どんな形でも間違いはないよ!思うように描いて大丈夫だよ」というお声がけに、生徒もスタッフもドキドキが軽くなり、文字通り「楽しく!」字を書くことが出来ました。

みんなでワイワイ言いながら「ありがとう」と丁寧に描いているだけで、なんでしょう・・・心がとってもあったかく整ってくる気がしました。

参加してたKちゃんからも「今日はすごく楽しかったです!お家ではなかなか出来ないことだったので」と帰宅後メッセージをもらいました。挑戦してくれて私たちも嬉しかったですよ。

ボランティアで教えてくださったT様、素敵な時間をありがとうございました。

文字を書くと心が整うんだなあと、ありがとうと書くとき、誰にありがとうを伝えたいかを考えてかけるといいねという先生のアドバイスで俄然文字にエネルギーが宿った気がしました!

描いている時は心が落ち着き、みんなの作品を並べて眺めていると文字から元気を貰えました。

手を動かすと心が動く、人から受け取れるもの、教えてもらえること、いろいろな体験の詰まった時間となりました。

ボランティアで来てくださったTさま、教えていただいたこと、真心、全てが子どもたちを育ててくれる時間になったと思います。本当にありがとうございました!

 

「君が学校に来られないなら、僕が君のいる場所に学校をつくるよ」

「子どもたち全員えこひいきしてやってよ!」そんな会長の作った学校(星槎)で

若かりし頃出会い、共に働いた同僚、矢野梢先生が見学、研修に来てくれました!

矢野先生は一足先に海老名市で「IDEAコミュニティーカレッジ」という学び舎を創立し、今や海老名市で不登校支援と言えば矢野先生!と言われるほどに尽力されています。

時を経て、またこうして、誰一人取り残さない教育をこころざす仲間として、現場で会えることはなにより嬉しいです。お互い、一途に教育の道を歩いてきました。そしてこれからも意見を交換し合い、心を交わしあいながらよりよい学びの場をそれぞれ作っていきたいです。

そして、2枚目は、COMETと同じ母体の放課後等デイサービス「星の広場 JUMP」の室長、下竹先生とのスリーショットです。下竹先生は矢野先生がなんと高校時代の担任、そして部活(群唱)の顧問が私、南部だったのです。教え子が今や頼もしく、同じ教育の畑でともに汗を流している!こんなにうれしいことはありません。

 

「久しぶりにお菓子を作ったな。小学校の頃、図書館にあった『ルルとララのおかしやさん』っていう本が好きで、全部読んでて、家でも作ったりしていたの」と中学2年生のKちゃんの朗らかな笑顔。

3月からコメットに通っているKちゃんは中学2年生、小学校の高学年から不登校です。

コメットではこの2ヶ月週に一回、休まず自分で決めた時間に前向きに通っています。

そんなKちゃんと、この日初めて学習以外の活動に挑戦しました。いつもよりちょっと早い午前中の時間から活動開始!前回相談して決めた「映える!ホットケーキ作り」に挑戦です。お昼の時間にかかるので「新玉ねぎのスープ」も一緒に作りました。

 

玉ねぎを手際よく切るKちゃん、頼もしいです!

 

普通のホットケーキではない!映えを意識して、スタッフのまりな先生提案の「食紅で色付け!」をしてみました。青、赤、黄色の食紅を恐る恐る生地に振りかけます。赤と青を混ぜたら・・・、だんだん大胆な混ぜ具合になっていきました。

いろいろな形に仕上がった生地を眺めて、「これ、プーさんに見えるね、こっちはカービーかな、これはスヌーピー?」色々想像力を掻き立てられつつ、とっても器用に生地に絵をつけていくKちゃん。そのセンスと器用さにはスタッフ一同ビックリ!!

 パンケーキが仕上がった頃、美味しい新玉ねぎのスープも出来上がりました。

 「よく描けてるね、ばえるね〜!」と一通り撮影会をして、「いただきます!」味も美味でした!可愛いプーさんも、メタモンも美味しくいただきました。

 

片付けをしてから学習に取り組んだKちゃん。久しぶりにきっと共同作業で調理をしたことでしょう。疲れてないかなと心配しましたが、予定の時間を伸ばして、2科目、国語と数学をバッチリ取り組んでいました。手を動かすと、心も動きます。心が動くとエネルギーが湧くのだなあと清々しい表情で学習に取り組んでいるKちゃんを見ながら思いました。

 

学習で取り戻していく自信も中学という時期にはとても大切です。

それと同時に、この感性の豊かで伸びやかな時期に、様々な体験をすることもとっても大切だと思います。不登校となると、他者と関わりながら何かを作ったり、表現したりという活動、経験の機会がグッと減ります。よほど探してそのような場が見つかればそれは幸運と思います。

コメットでは、学習も体験もどちらも、今だからこそ大切にできることとして大事に考えています。

体験の中で初めて見るその子の得意やセンス!感性!そしていつもとは違った笑顔や会話、こういった時間の重なりの中で、その子が本来持っている可能性や力というのは広がっていくと信じています。

一人でコツコツと伸ばせることもあるかもしれません。けれども、小学校、中学校、自分でも気がつかないような素敵な部分に、周りの大人や仲間がスポットライトを当ててあげられる機会も必要だと思います。

 

ホットケーキを作る、そんなさり気ない活動の中にも、今日はたくさんのKちゃんの素敵な面を見せてもらい、その笑顔と、「今度は何を作ろうか?」と相談できるエネルギーに実は胸がいっぱいになっていました。

 家からどこかへ通う、このことだけでも勇気やパワーのいることです。その一歩が踏み出せたからこそ、次の出会いの中で、次の目標を見つけていく手伝いを私たちもさせてもらえます。子どもの意志とそれを支える保護者の思い、どちらも受け止めながら伴走してきたいと思います。

 

南部

57日に嬉しい訪問がありました。

COMETのスタッフ南部が8年前からライターとして所属している、地域密着のウェブメディアNPO法人【森ノオト】(エコや子育て、地域のお店や人を主にテーマに取材しています)で出会った仲間、頼もしくて激アツ胸アツなお二人がCOMETセミナーに見学を兼ねて来てくれました。
写真の右側、神奈川県議会議員の青木マキさん、左側のサポートスタッフの梅原昭子さんです。

不登校支援について、教育について、今私たちができること、やるべきことについて行政の立場から、そして教育の現場から語り合い、気がついたら2時間があっと言う間に過ぎていました。暖かくてときに熱い2時間でした。
必要な支援が必要とする子どもたちに、どうか少しでも早く適切に届けられるようにという切実な思いとともに、それに向けて尽力する覚悟をあらたにした一日でした。

青木マキさんは、同じ中学校の先輩で、敬愛する恩師が一緒でした。恩師はもう他界されていますが、あの時、なんだか怒られてばかりの私でしたが、国語の時間だけはその先生がまっすぐに受け止めてくださっている安心感があり、のびのびと表現することができて、国語がもっと好きになれたのでした。また、そのとき、きっと自分も将来、生徒を決して決めつけた目でみない、いいところを見つけられる、ほめる!国語の魅力を伝えらえる、そんな先生になりたいと思ったのでした。

 

こうして時を経て同じ恩師を持つマキさんと、教育について語り合えていることに不思議な縁を感じずにはいられませんでした。
そしてなにより、大切な場所に大切な仲間が来てくれるというのはめちゃめちゃパワーをもらえることですね。

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