立体四目と右脳

 算数・数学の指導に自信があるコメットセミナーの中村です。こんにちは。今回のブログではお役立ち情報としてお勧めのゲームを紹介します。それは立体四目です。

 このゲーム、何が良いかと言うと生徒たちの右脳を鍛えてくれることです。右脳が鍛えられると…

・柔軟な考え方ができるので新しいアイディアを出すことが得意になる

・空間認知が得意になる

・物事を直感的にとらえて処理することが得意になる

 このような利点があります。特に脳は10歳くらいまでで90%くらい発達するので、小学校低学年に右脳に刺激を与えながら生活することは大きな効果を生みます。それが学習・スポーツ・仕事・趣味・生活の様々な場面で役立つことになります。

 立体四目は空間の中で玉を並べたり、相手の玉が並ぶのを邪魔するゲームです。いろいろ考えることで右脳を鍛えてくれるわけですが、ゲームを進める上でのルールはいたってシンプルです。2人で交互に自分の色の玉を入れていき、たて・よこ・ななめ、どこでもよいから一直線に自分の色の玉を4つ並べることができたら勝ち。これだけです。

 

 例えば右側手前には黒の玉が真上に4つ並んでいます。この状態を作った黒プレイヤーが勝ちです。左から2列目には高さ2段目に茶色の玉が奥から手前に向かって一直線に並んでいますね。こうなれば茶プレイヤーの勝ちとなります。

 ではここで皆さんへ問題を出します。上の写真には、実はあと1つ一直線に並んでいるところがあります。それはどこでしょう?

 

 

 答えの発表です!以下の写真をご覧ください。

 赤丸で囲われた部分が右奥へ向かって一段ずつ上がりながら一直線に並んでいます。こうなると茶プレイヤーの勝ちです。

 この盤面の並びは説明用に作ったので一直線に並んでいる所がいくつもあっておかしいですが、実際には勝負が決まると1か所だけ一直線が作られることになります。それまでにいろいろな角度から自分の玉をどのように並べるか考え、相手の玉がどのように並んでいるか注意を払うことになります。これが大いに右脳へ刺激を与え、空間認知力を鍛えるのです。

 そういえば、私自身は小学生になったくらいのとき、おじいちゃんの家へ遊びに行ってこのゲームに出会ったのでした。そしてめっちゃハマり、いとこや親戚のおじさんと勝負を繰り広げたのが懐かしいです。

 だから中学生で出てきた問題で、切断された立体の切り口の形を判断したりねじれの位置関係を見つけたりするものが得意だったのかもしれません。ドライブ好きなのも、車の向きや速度、道の形がどのように変わっていくかを感じならが車を操ることが苦にならないから(むしろそれが楽しいから)なのでしょう。

 いかがでしたか?将来に向けて能力を鍛えてくれるこのゲーム、みなさんも是非お試しあれ。ネットでは2000円しない金額で売ってますからすぐ手に入れられます。(決してアマゾンや楽天の回し者ではございませんw)

 ではまた!

比例関係が成り立つときの説明テクニック①

 

こんにちは、コメットセミナーの中村です。今回のブログではコメットセミナーで取り入れている学習指導のやり方を紹介します。ご家庭で子どもに勉強を教える機会がある方、参考にしていただけるかと思います。

 具体的に紹介するのは、比例関係が成り立つ時の説明テクニックです。口調を授業モードにしつつ、生徒から質問が来たと仮定して説明していきます。

生徒:先生、この問題の解き方わからないので教えて下さい。

先生:はーい。問題は…「1m40円の糸があります。この糸を5m買うと何円になりますか。」となっているね…。

 

(※実際に質問が出るのは分数になっていたり、速さがわかっていて移動距離を求めたりする問題ですが、ここでは簡単な問題にしてあります。)

 

~ 指導例 ~

 

先生:例の技が使えるから、説明するね。

生徒:お願いします!

先生:まず基準だけど1m40円となっているね。そして、5mで何円になるか探しなさいという問題になっているね。

生徒:はい。

先生:ということは(以下の内容を書いて見せて)、こんな関係だね。

 

1m で 40

5m で     

 

先生:そうしたら1m5mになっている所を見よう。ここって何倍になってる?

生徒:5

先生:いいね、5倍だ(×5だ)

 

1m で 40

×5

5m で     

 

先生:長さが「×5」されたということは値段の40「×5」しないといけないね。40(円)×5はいくつ?

生徒:200

先生:正解!だから答えは200円だ。わかった?

生徒:わかりました。

先生:ナイス!!

 

~ 指導例 おしまい ~

 いかがでしょうか。このやり方で教えてあげると、速さがわかっていてどれだけ時間をかけると移動距離がどれくらいになるのか、仕事率が何W(ワット)になるのか…など数学・理科の解説に役立ちます。

 公式にあてはめて答えを出すやり方が必要な場面のあるでしょう。そのやり方が手っ取り早く正解を出す方法でもありますが、理解しやすく公式暗記に頼らなくて済む勉強の仕方に繋がりますので、お勧めの説明方法になっています。

 

つづく

 

比例関係が成り立つ時の説明テクニック②と公式暗記について

こんにちは、コメットセミナーの中村です。今回のブログでは、説明テクニックを使って説明すれば公式暗記に頼らなくてすむことを紹介します。前回のブログでは、以下のように比例関係が成り立つ時の説明テクニックを紹介しました。

 1m で 40

5m で  円

 片方が5倍になっていたらもう片方も5倍して答えを出すというこのやり方、いかがでしょうか。例えば、「時速50kmの速さで4時間動きつづけると、全部で何km移動しますか。」という問題の解説も同じように出来ます。時速50km1時間で50km移動する速さであることを理解していることが前提になりますが、それがわかっていれば…

 1時間で50km移動

4時間で  km移動

 ということを確認し、1時間が4倍されて4時間になっているので、50km4倍して200km移動するということを見つけやすくなります。そして移動距離を出すための公式を覚える必要も無くなるのです。

 多くの小学生は、「何km移動しますか。」と問われると「道のり(距離)=速さ×時間」という公式を使って答えを出します。手っ取り早く公式に当てはめて答えを出せるのは良いのですが、公式に頼ると速さと時間による移動距離のイメージを持たなくなり内容理解に繋がりません。また、「速さ」の単元では「速さ=道のり÷時間」「時間=道のり÷速さ」という公式も出てきますので、それらを混同したら何もできなくなります。

 そのようなことを考えて生徒に勉強を教えている今日この頃です。もちろん、この教え方が絶対のものではありません。他にもいくつか説明の仕方はあり、例えば数直線を使った説明も良いでしょう。そのうちの1つとして、今回の説明テクニックが参考になれば嬉しいです。

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